だいち2号とは?
だいちにごう
だいち2号とは、JAXAが2014年に打ち上げた日本の地球観測衛星で、合成開口レーダーを搭載し昼夜・天候を問わず地表を観測できます。
だいち2号(ALOS-2)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2014年5月に打ち上げた陸域観測技術衛星です。先代の「だいち(ALOS)」の後継機として開発され、L帯合成開口レーダー(SAR)を主センサーとして搭載しています。
最大の特徴は、雲や夜間にも影響されずに地表を観測できる点です。光学センサーとは異なり電波を使って地形情報を取得するため、雨天・夜間でも安定したデータ収集が可能です。分解能は最高3メートルと高く、広域から詳細まで複数の観測モードを使い分けられます。
主な活用分野は以下のとおりです。
- 地震・火山噴火・洪水などの災害発生時の被害状況把握
- 地盤沈下や地すべりなど地表変動の監視
- 森林・農地などの土地利用変化の把握
- インフラ整備のための地形マッピング
だいち2号のデータは国内外の防災機関や研究機関に提供されており、熊本地震や西日本豪雨などの際に被害域の迅速な特定に貢献しました。衛星SARによる干渉解析(InSAR)を活用することで、数センチメートル単位の地表変動も検出でき、地殻変動研究にも広く使われています。
使い方・例文
2016年の熊本地震では、だいち2号が撮影したSAR画像の干渉解析により、断層のずれや地盤変動の分布が数日以内に明らかにされ、被害対応や復旧計画の立案に活用されました。
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