ぜんまいとは?
ぜんまい
「ゼンマイ」とは、渦を巻いた若い芽の部分を山菜として食用にする、日本各地の山野に自生するシダ植物です。
ゼンマイは、ゼンマイ科に分類される多年生のシダ植物で、日本をはじめ東アジアの山野や湿った土地に広く自生しています。早春に地面から渦を巻くように丸まった若芽を伸ばし、この形が機械のばね(発条)に似ていることから、同じ「ゼンマイ」という名で親しまれています。
成長すると葉は大きく広がりますが、食用にされるのは芽吹いたばかりの若い芽の部分です。若芽の表面には綿毛のような繊維が密生しており、これを取り除いてから茹でて、天日干しと揉み込みを繰り返す独特の乾燥処理を経て保存食として利用されてきました。この手間のかかる加工が、ゼンマイ特有の風味と食感を生み出します。
ゼンマイには雄株と雌株があり、山菜として好まれるのは繊維が少なく食味の良い雄株の若芽です。乾燥ゼンマイは水で戻して煮物や炒め物、山菜おこわなどに使われ、東北地方をはじめとする山間部では古くから貴重な保存食・特産品として親しまれてきました。
近年では栽培も行われていますが、天然物は採取できる時期や場所が限られるため、春の味覚として珍重されています。
使い方・例文
戻したゼンマイを油揚げと一緒に煮た「ゼンマイの煮物」は、東北地方の郷土料理として親しまれています。
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