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内視鏡とは?体の中を見る医療機器の仕組みと使い方

公開 2026年7月17日

この記事は 「内視鏡とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

内視鏡とは

内視鏡(ないしきょう)とは、細長い管の先にカメラと光源を取り付け、口や肛門などの体の入り口から体内に挿入して、食道・胃・腸・気管支などの臓器の内部を直接観察するための医療機器です。手術で切開しなくても体の内側をリアルタイムで映像として確認できることが最大の特長です。

内視鏡の仕組み

内視鏡の先端には小型のCCDカメラと白色LEDなどの照明が内蔵されており、撮影した映像はケーブルを通じてモニターに映し出されます。管の内部には鉗子(かんし)と呼ばれる器具を通す細い通路も設けられており、組織の採取や処置を行うことができます。かつては光ファイバーを束ねて像を伝える方式が主流でしたが、現在は電子内視鏡が広く普及しています。

主な種類と用途

内視鏡にはさまざまな種類があります。最もよく知られているのが上部消化管内視鏡(胃カメラ)で、口から細い管を挿入して食道・胃・十二指腸の状態を確認します。胃がんや胃潰瘍、逆流性食道炎などの発見に用いられます。

大腸内視鏡(下部消化管内視鏡)は肛門から挿入し、大腸全体を観察します。大腸がんやポリープの発見・切除に欠かせない検査です。このほか、気管支の内部を観察する気管支鏡、関節内を観察する関節鏡、腹腔内を観察する腹腔鏡なども内視鏡の一種です。

診断だけでなく治療にも

内視鏡は診断ツールにとどまらず、治療にも幅広く活用されています。胃や大腸に見つかったポリープや早期がんを、開腹手術なしに内視鏡だけで切除する内視鏡的粘膜切除術(EMR)内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、患者への身体的負担が少ない治療法として定着しています。また、出血している血管を止血したり、狭くなった部位にステントと呼ばれる筒状の器具を留置したりする処置も内視鏡で行われます。

検査を受ける前に知っておくこと

胃カメラ検査では前日の夜から飲食を控え、当日は検査前に局所麻酔のゼリーを服用します。大腸内視鏡では前日から食事制限を行い、当日に下剤を服用して腸内をきれいにする前処置が必要です。不安がある場合は鎮静剤(眠り薬)を使って楽に受けることもできます。いずれも担当医に相談して準備を整えましょう。

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