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プラスチックとは?種類と歴史から見る便利さと環境問題への向き合い方

公開 2026年8月14日

この記事は 「プラスチックとは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

プラスチックとはどのような材料か

プラスチックとは、石油などから得られるモノマー(単量体)を化学的に重合・縮合させることで作られる高分子(ポリマー)系の合成材料の総称である。成形の自由度が高く、軽量で耐腐食性にも優れることから、日用品から工業製品まで極めて幅広い分野で利用されている。

プラスチックの誕生の歴史

工業用の合成樹脂の端緒とされるのが、1907年にレオ・ベークランドが発明したフェノール樹脂、通称「ベークライト」である。ベークライトは、天然素材に頼らず人工的に合成された初の実用的なプラスチックとして知られ、電気絶縁材料や日用品など幅広く利用された。

その後、ポリエチレンやポリプロピレン、PET(ポリエチレンテレフタラート)、ABS樹脂など、さまざまな性質を持つプラスチックが次々と開発され、20世紀を通じて私たちの生活のあらゆる場面に浸透していった。

熱可塑性と熱硬化性という2つの性質

プラスチックは、その性質によって大きく2種類に分類される。

  • 熱可塑性プラスチック:熱を加えるとやわらかくなり、冷やすと固まる。加熱することで何度も成形し直すことができる。ポリエチレンやポリプロピレンなどが該当する。
  • 熱硬化性プラスチック:一度熱を加えて固めると、再び加熱してもやわらかくならない。ベークライトなどが該当する。

この性質の違いによって、用途に応じたプラスチックの使い分けが行われている。

身近なプラスチックの見分け方

飲料のペットボトルにはPET、スーパーの袋やボトルのキャップにはポリエチレンやポリプロピレンというように、製品によって使われているプラスチックの種類は異なる。多くの製品には、リサイクルのための識別マークが表示されており、種類ごとに分別して処分することで、資源として再利用しやすくなっている。

便利さの裏にある環境問題

プラスチックは軽量で丈夫、しかも安価に大量生産できるという利点から、包装容器や自動車部品、電子機器など、現代社会に欠かせない材料となった。しかしその一方で、自然の中では分解されにくいという性質のため、使用後に適切に処理されなかったプラスチックが海洋に流出し、海洋生物への影響が世界的な問題となっている。

こうした課題を受けて、生分解性プラスチックの開発やリサイクルの仕組みづくり、プラスチックの使用量そのものを減らす取り組みが、世界各国で進められている。

まとめ

プラスチックは、1907年のベークライトの発明を起点に、多様な種類へと発展しながら現代社会を支えてきた材料である。軽量で成形しやすく、しかも安価に大量生産できるという特性は、20世紀以降の産業や暮らしのあり方を大きく変えてきた。その利便性の高さと引き換えに生じる環境負荷にも向き合いながら、持続可能な形での利用のあり方が模索され続けている。

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