VTECとは?
ぶいてっく
VTECとは、ホンダが開発した可変バルブタイミング・リフト電子制御システムで、低回転での省燃費と高回転での高出力を1つのエンジンで両立する技術です。
VTEC(Variable Valve Timing and Lift Electronic Control System)は、ホンダが独自に開発した可変バルブタイミング・リフト機構です。単純にバルブの開閉タイミングを変えるだけでなく、バルブの「リフト量(開度)」と「開いている時間(作動角)」も同時に変化させる点が特徴です。
VTECの基本的な仕組みは、カムシャフトに特性の異なる2種類(または3種類)のカムプロファイルを持たせ、エンジン回転数・油圧・車速などの条件に応じてロッカーアームをスライドさせることで切り替える構造にあります。低回転域では省燃費・低排出ガス向けのおとなしいカムプロファイルを使用し、高回転域に達するとエンジンコントロールユニットが油圧でロッカーアームをロックし、高揚程のカムに切り替えることで一気に高出力モードへ移行します。
VTECは搭載するモデルや目的によっていくつかのバリエーションがあります。
- DOHC VTEC:吸排気双方に採用し、高回転高出力を追求
- SOHC VTEC:コンパクトカー向けで燃費重視
- i-VTEC:VTECに連続可変バルブタイミング機構を組み合わせた発展版
VTECは1989年にインテグラ用エンジンに初採用されて以来、シビック・アコード・NSXなど多くのホンダ車に搭載され、「高回転まで回すと性格が変わる」という独特のエンジンフィールを生み出しました。現在も最新の「e:VTEC」としてハイブリッドモデルに採用が続いています。
使い方・例文
スポーツ走行中に回転数が高まった瞬間、VTECが切り替わって排気音が変化し加速感が増す場面は、ホンダ車ファンに広く知られた体験です。
この用語をシェア
最終更新: