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TLACとは?

てぃーらっく

銀行が破綻した際に公的資金に頼らず損失吸収できるよう求められる、自己資本と負債の合計に関する国際規制上の最低基準です。

TLAC(Total Loss-Absorbing Capacity、総損失吸収能力)とは、グローバルシステム上重要な銀行(G-SIBs)が経営危機に陥った際、公的資金(税金)による救済を行わずに損失を吸収し、秩序ある再建・破綻処理を可能にするために保有を義務付けられる自己資本および適格負債の合計量に関する国際基準です。

2008年の世界金融危機では「大きすぎて潰せない(Too Big to Fail)」問題が顕在化し、多くの大手金融機関が公的資金で救済されました。この教訓を踏まえ、金融安定理事会(FSB)が策定し、主要国のG-SIBsに適用されました。TLACの枠組みでは、危機時に債権者の債権を株式に転換したり元本削減(ベイルイン)することで損失を吸収します。

適格TLACには、普通株式等Tier1資本、その他Tier1・Tier2資本のほか、一定条件を満たす長期債(TLAC適格債)が含まれます。リスク加重資産比で一定割合以上を保有することが求められます。

この規制は金融システムの安定性を高め、納税者負担を軽減するための重要な枠組みとして、日本を含む主要国の大手銀行に適用されています。

使い方・例文

メガバンクが長期の社債を発行してTLAC適格債として計上し、規制上の最低基準を満たすよう資金調達を行います。

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