T・S・エリオットとは?
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T・S・エリオットは20世紀を代表する英語圏の詩人・批評家で、モダニズム文学の確立に大きく貢献しました。
トーマス・スターンズ・エリオット(1888〜1965年)は、アメリカ・ミズーリ州セントルイス生まれの詩人・劇作家・文芸批評家です。ハーバード大学で哲学を学んだ後、英国へ渡り英国籍を取得。1948年にはノーベル文学賞を受賞しました。
エリオットの詩は、神話・哲学・多言語引用を複雑に組み合わせた難解さと深度が特徴です。代表作『荒地』(The Waste Land、1922年)は、第一次世界大戦後の文明の荒廃と精神的危機を多声的な手法で描いた長詩で、20世紀英語詩の金字塔とされています。断片的なイメージを積み重ねる技法は、後続の詩人たちに多大な影響を与えました。
主な作品と業績を以下に挙げます。
- 『プルーフロックの恋歌』(1915年)——現代人の内的孤立を描いたモダニズム詩の先駆け
- 『四つの四重奏』(1943年)——時間・記憶・信仰をテーマにした哲学的連作詩
- 詩劇『寺院の殺人』——カンタベリー大主教ベケットの殉教を描く
- 批評集『聖なる森』——「没個性理論」など文芸批評に新たな視座をもたらした
文芸批評家としても「伝統と個人の才能」「客観的相関物」といった概念を提唱し、20世紀の批評言語を形成しました。また晩年の詩集『老猫の本』は後にミュージカル「キャッツ」の原作となるなど、大衆文化への影響も見られます。
使い方・例文
大学の英米文学の講義では、『荒地』の冒頭「四月は残酷な月」がモダニズム詩の典型例としてしばしば引用されます。
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