NOxとは?
のっくす
NOxとは、窒素酸化物の総称で、燃焼過程などで発生し大気汚染や酸性雨・光化学スモッグの原因となる有害物質です。
NOx(窒素酸化物)とは、窒素(N)と酸素(O)が結合してできた化合物の総称です。主な種類には一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO₂)、亜酸化窒素(N₂O)などがありますが、大気汚染の観点からはNOとNO₂が特に問題視されます。
NOxが発生する主な原因は次のとおりです。
- 自動車エンジンや工場のボイラーなど高温燃焼プロセス
- 火力発電所・製鉄所などの産業施設
- 航空機エンジンや船舶
- 土壌中の微生物活動(自然起源)
NOxが引き起こす環境・健康への影響は深刻です。大気中でNOxが紫外線や炭化水素と反応すると光化学オキシダントが生成され、光化学スモッグの原因となります。また硫黄酸化物(SOx)とともに酸性雨の主な原因物質であり、森林や湖沼の生態系破壊、建造物の腐食をもたらします。呼吸器系への直接的な刺激も強く、高濃度では気管支炎や肺炎のリスクを高めます。
日本では大気汚染防止法に基づき排出基準が設けられており、自動車については排ガス規制が段階的に強化されてきました。工場や発電所では脱硝装置の設置が義務付けられ、触媒還元法などによってNOxを窒素と水に分解する技術が普及しています。
使い方・例文
「ディーゼルエンジン車のNOx排出量を削減するために尿素SCRシステムが導入されている」のように、排ガス規制や環境対策の文脈で頻繁に登場します。
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