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IQ制度とは?

あいきゅうせいど

IQ制度とは、漁業者ごとに漁獲できる魚の量を割り当て(クォータ)て管理する漁業資源管理制度で、水産資源の持続的な利用を目的としています。

IQ制度(Individual Quota:個別割当制度)とは、水産資源の乱獲を防ぐため、漁業者や漁業会社ごとに一定期間の漁獲量の上限を個別に割り当てる資源管理の仕組みです。TAC制度(漁獲可能量制度)で設定された全体の漁獲上限を、さらに個々の漁業者レベルに落とし込んだものです。

IQの仕組みは以下の通りです。

  1. 科学的調査に基づき、魚種ごとに年間の漁獲可能量(TAC)を設定する
  2. TACを漁業者・漁業組合ごとに割り当てる
  3. 各漁業者は割当量の範囲内でのみ漁獲できる
  4. 割当量は翌年に繰り越せる場合もある

さらに進んだ形として、割当を市場で売買できるITQ(譲渡性個別割当)があります。ニュージーランドアイスランドが先進的に導入しており、漁業経営の効率化と資源管理の両立を図っています。

日本でも2018年の漁業法改正によりTAC魚種の拡大とIQの本格導入が進められています。「競って獲る」から「計画的に獲る」へと漁業文化を変える制度として注目されていますが、小規模漁業者への影響や適切な割当量設定の難しさという課題も残ります。

使い方・例文

IQ制度のもとでは、サバを年間100トン割り当てられた漁業者はその上限内でのみ操業し、余裕があっても翌年分を先取りして乱獲することができなくなります。

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