HLSとは?
えいちえるえす
HLSとは、Apple が開発した動画をインターネット経由でスムーズに配信するためのプロトコルで、ネットワーク状況に応じて画質を自動調整する機能が特徴です。
HLS(HTTP Live Streaming)は、Appleが開発しIETF RFC 8216として標準化された適応型ビットレートストリーミングのプロトコルです。動画ファイルを短い時間(通常2〜10秒)のセグメントに分割し、HTTP経由で順次配信する方式を採用しており、専用のメディアサーバーを必要とせず通常のウェブサーバーやCDNで配信できる点が大きな特徴です。
仕組みの中核はM3U8形式のプレイリストファイルです。マスタープレイリストには複数のビットレート・解像度の組み合わせが列挙されており、プレイヤーは現在のネットワーク帯域を測定しながら最適なバリアントを動的に切り替えます。これをABR(Adaptive Bitrate Streaming)と呼びます。
HLSが広く普及した理由には次のものが挙げられます。
- iOSのSafariでは長年HLSのみがネイティブサポートされており、スマートフォン配信に不可欠だった
- 既存のHTTPインフラ・CDNをそのまま活用できる
- AES-128などの暗号化によるコンテンツ保護に対応
- ライブ配信とVOD(オンデマンド)の両方に対応
YouTubeやNetflixのような大規模配信プラットフォームのほか、スポーツライブ中継やウェビナーツールでも広く採用されています。遅延が数秒〜数十秒になりやすい課題に対しては、Low-Latency HLS(LL-HLS)という拡張仕様が開発されています。
使い方・例文
スマートフォンで動画を視聴中に急に電波が弱くなっても映像が止まらず、自動的に低画質に切り替わって再生が続くのはHLSの適応型ビットレート機能によるものです。
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