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ESR(等価直列抵抗)とは?

いーえすあーるとうかちょくれつていこう

ESR(等価直列抵抗)とは、コンデンサなどの受動素子が理想的な部品と異なり内部にもつ実効的な抵抗成分のことです。

ESR(Equivalent Series Resistance=等価直列抵抗)とは、コンデンサ電池などの電子部品が現実に持つ内部抵抗のうち、直列に接続されているとみなせる損失成分のことです。理想的なコンデンサは純粋なキャパシタンスだけを持つとされますが、実際の部品には電極・電解液・リード線などの物理的な抵抗が存在し、これが等価的に直列抵抗として現れます。

ESRが大きいと、電流が流れるたびに熱損失が生じ、電子回路の効率が低下します。特にスイッチング電源やモーター制御回路では、コンデンサのESRが大きいとリップル電圧が増大し、電源の安定性が損なわれます。ESRはコンデンサの種類によって大きく異なり、電解コンデンサは比較的ESRが高く、フィルムコンデンサやセラミックコンデンサはESRが低い特性を持ちます。

ESRの影響として注意すべき点は次の通りです。

  • 大電流を扱う回路での発熱と効率低下
  • デカップリングコンデンサとしての高周波ノイズ除去能力の低下
  • 電源ラインのリップルや電圧変動の増大
  • コンデンサ自体の寿命短縮(発熱による劣化)

回路設計では低ESRのコンデンサを選定することが重要で、特に電源回路やオーディオ機器では品質に直接影響します。ESRは周波数依存性があり、高周波になるほど変化する点も設計時に考慮が必要です。

使い方・例文

スイッチング電源の設計時に、出力平滑用コンデンサのESRが高いと電圧リップルが大きくなって回路が不安定になるため、低ESR品のコンデンサを選定する際にこの値が参照されます。

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