Cap'n Protoとは?
きゃぷんぷろと
Protocol Buffersの設計者が開発した、シリアライズ処理が不要なほど高速なデータ交換フォーマット兼RPCフレームワークです。
Cap'n Proto(キャップン・プロト)は、Protocol Buffersの主要設計者であるKenton Vardaが開発したオープンソースのデータシリアライズフォーマット兼RPCフレームワークです。「Protocol Buffersよりも速く」を掲げており、従来のシリアライズ手法とは根本的に異なるアプローチを採用しています。
最大の特徴はエンコード・デコード処理がほぼ不要な点です。Cap'n Protoのメッセージは、メモリ上のレイアウトとワイヤーフォーマット(通信上の形式)が同一になるよう設計されています。つまり、受信したバイト列をそのままメモリ上のデータ構造として参照でき、従来のシリアライズ・デシリアライズのオーバーヘッドがほぼゼロになります。
Cap'n Protoの主な特長は次のとおりです。
- シリアライズを「mmap」(メモリマップドファイル)と同様の感覚で扱えるため極めて高速
- スキーマ言語でメッセージとRPCインターフェースを定義し、コード生成ツールで各言語のコードを自動生成
- スキーマのバージョン管理(フィールドの追加・廃止が後方互換性を保ちながら可能)
- C++、Java、Python、Rust、Go、JavaScript など多言語対応
高スループット・低レイテンシが要求されるシステム間通信や、プロセス間通信(IPC)において有力な選択肢です。gRPCほど普及していませんが、性能を最優先する場面での採用事例があります。
使い方・例文
分散システムのノード間でナノ秒単位の低レイテンシ通信が求められる場面や、データベースの内部プロセス間通信のフォーマットとしてCap'n Protoが選ばれることがあります。
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