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龍村美術織物とは?

たつむらびじゅつおりもの

龍村美術織物とは、京都に本拠を置く高級織物ブランドで、古典文様を復元した「龍村裂(たつむらぎれ)」が茶道具や美術品として珍重されています。

龍村美術織物(たつむらびじゅつおりもの)は、明治時代に龍村平蔵(初代)が京都で創業した高級織物の製造・販売ブランドです。正倉院や法隆寺に伝わる古代裂(きれ)、あるいは世界各地の古典的な染織品を精密に研究復元した「復元裂」で知られ、日本の織物史上に独自の地位を築いています。

龍村美術織物の特徴は以下の点にあります。

  • 古代裂の復元:国内外の博物館・寺社と連携し、断片しか現存しない古代の裂を文様・色彩・組織ともに忠実に再現します。
  • 高度な技術:西陣織の伝統技法を基盤に、ジャカード機などを駆使した精緻な織成で高い芸術性を実現しています。
  • 用途の多様性:袋や帯などの茶道具裂、掛軸の表装、ネクタイ・バッグ・インテリア製品まで幅広く展開しています。

初代龍村平蔵は「美術織物」という概念を打ち出し、実用品としての織物を芸術品の域に高めることを目指しました。その姿勢は現在も受け継がれており、国内の美術館・博物館や皇室関連の需要にも応えています。

現在は京都・西陣地区に工房を構え、手機(てばた)による少量生産と機械織を組み合わせながら、伝統技術の継承と現代的デザインの融合を追求しています。

使い方・例文

茶道具の仕覆(しふく)や掛け軸の表装に使われる裂地を選ぶ際、「龍村美術織物の裂を使った仕覆」という表現で登場します。

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