黙示録とは?
もくしろく
黙示録とは、神や霊的存在が選ばれた者に示す隠された真理や終末の預言を記した宗教文書のことです。
黙示録(もくしろく)は、ギリシア語の「アポカリュプシス(apokalypsis)」を語源とし、「覆いを取り除く」「啓示する」という意味を持ちます。広義には神の啓示を記した文書全般を指しますが、最も有名なのはキリスト教聖典の最後に収められた「ヨハネの黙示録」です。
ヨハネの黙示録は、使徒ヨハネがパトモス島で受けたとされる幻視を記した書で、7つの封印・7つのラッパ・7つの鉢などの象徴的なイメージを通じて、悪の支配の終わりと神の最終的な勝利を描いています。666という「獣の数字」や「ハルマゲドン」といった概念もここに由来します。
黙示文学の特徴としては以下のものがあります。
- 象徴・幻・数字・動物など暗号的な表現が多用される
- 現在の苦難は終末における勝利の前触れとして描かれる
- 善と悪の宇宙的な戦いという二元論的世界観が基盤にある
- 迫害を受けた共同体への励ましという側面を持つ
ユダヤ教にも「エノク書」などの黙示文学が存在し、これらはキリスト教黙示録の形成に影響を与えました。現代では「アポカリプス」という言葉が「世界の破滅」を意味する比喩表現としても広く使われています。
使い方・例文
「映画やゲームの終末世界観は、黙示録的なイメージを多く取り込んでいる」というように、終末・崩壊・神の審判を象徴する表現として登場します。
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