飛縁魔とは?
ひのえんま
飛縁魔(ひのえんま)とは、日本の伝承に登場する、美しい女性の姿をして男性に取り憑き生気や命を奪うとされる妖怪のことです。
飛縁魔(ひのえんま)は、日本の民間伝承・妖怪文化に登場する女性型の妖怪で、魅惑的な美貌で男性を惑わし、その生命力や精気を吸い取るとされます。名前の「飛」は自在に飛び回る能力、「縁魔」は縁(えにし)に巣食う魔性を意味するとも解釈されます。
飛縁魔の主な特徴は以下の通りです。
- 絶世の美女の姿で現れ、男性を魅了する
- 恋愛感情や執着心につけ込み、相手の活力を徐々に奪う
- 空を飛ぶ能力を持つとされる
- その正体は人間に化けた妖怪や悪霊とされる
類似する存在として、中国の「狐仙」や西洋の「サキュバス」があり、男性の生気を吸い取る女性の魔物という概念は世界各地の民間伝承に共通して見られます。日本では鳥山石燕の妖怪図鑑にも収録されており、江戸時代から広く知られた存在です。
現代においては、男性に不幸をもたらす女性を比喩的に「飛縁魔」と呼ぶ場合もあります。また、妖艶で危険な女性キャラクターのモデルとして、フィクション作品に頻繁に登場します。
使い方・例文
妖怪や怪異をテーマにした小説・漫画・ゲームで、主人公を誘惑する謎の美女の正体が「飛縁魔」であったという展開がよく見られます。また、日常会話で「あの人は飛縁魔みたいだ」と、男性を不幸に巻き込む魔性の女性を表す比喩表現としても用いられます。
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