青田石とは?
せいでんせき
青田石とは、中国・浙江省青田県産出の印材用石材で、柔らかく彫りやすいことから篆刻に広く使われる代表的な石印材です。
青田石(せいでんせき)は、中国浙江省(せっこうしょう)の青田県(せいでんけん)で産出する石材で、古くから篆刻(てんこく)用の印材として珍重されてきました。青田県は「石の都」とも呼ばれるほど石彫りの伝統が根づいており、この地で採れる葉蝋石(ようろうせき)系の軟質石が青田石の正体です。
青田石の最大の特徴は、適度な硬さと緻密な質感にあります。篆刻刀で彫り進めると抵抗が少なく、初心者から上級者まで扱いやすい石材として知られています。色は淡緑色・灰白色・黄色系など多様で、透明感のある「灯光凍(とうこうとう)」と呼ばれる半透明の品種は特に高級品とされます。
篆刻用石材の中では、同じ中国産の寿山石(じゅざんせき)・昌化石(しょうかせき)・巴林石(ぱりんせき)とともに四大印材のひとつに数えられます。青田石は価格が比較的手頃で入手しやすいことから、日本でも書道・篆刻の学習材料として広く普及しており、入門用から本格的な作品制作まで幅広く使われています。
また、青田石を用いた彫刻芸術(石雕)も盛んで、人物・花鳥・山水などを彫り込んだ工芸品としての価値も高く評価されています。
使い方・例文
篆刻を始める際には、まず柔らかく彫りやすい青田石を使って印章の文字を刻む練習をするのが一般的である。
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