電力品質とは?
でんりょくひんしつ
電力品質とは、電力系統が供給する電気の電圧・周波数・波形などが規定の範囲内に保たれている度合いのことです。
電力品質(パワークオリティ)とは、需要家に供給される電気の特性が設備の正常動作に必要な水準を満たしているかを示す概念です。主な評価指標には電圧・周波数・波形の三要素があります。
具体的な品質項目としては以下が挙げられます。
- 電圧変動:電圧が規定値から大きく外れると機器の誤動作や損傷の原因になる
- 周波数偏差:日本では東日本50Hz・西日本60Hzで管理され、偏差が大きいとモーター等の回転機器に影響が出る
- 高調波歪み:インバーター機器などが発生させる波形の乱れで、電子機器への干渉や変圧器の過熱を引き起こす
- 瞬時電圧低下(瞬低):落雷・短絡事故などで一時的に電圧が落ちる現象で、製造ラインの停止原因になる
- 停電・断電:供給の中断そのもの
再生可能エネルギーの大量導入により、出力変動が電力品質に与える影響が増大しており、系統安定化技術や蓄電システムによる対策が重要性を増しています。電力品質の維持は電力会社だけでなく、需要家側の設備管理者も共同で取り組む課題です。
使い方・例文
半導体工場では瞬時電圧低下が製造ラインの停止につながるため、無停電電源装置(UPS)や能動的フィルターを導入して電力品質を補償する対策が取られています。
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