電力システム改革とは?
でんりょくしすてむかいかく
電力システム改革とは、発電・送配電・小売の各段階を分離・自由化し、競争と新規参入を促して電力市場を再編する制度改革のことです。
電力システム改革とは、従来の地域独占・垂直統合型の電力供給体制を見直し、発電・送配電・小売という各機能を分離・自由化することで、競争原理を導入し電力市場を再編する一連の制度改革を指します。
日本では2013年に政府が改革方針を決定し、段階的に実施されました。主な内容は以下のとおりです。
- 広域系統運用の拡大:2015年に電力広域的運営推進機関(OCCTO)を設立し、全国規模での電力融通を強化
- 小売全面自由化:2016年に家庭向けを含む全需要家への小売参入を開放し、新電力各社が参入
- 発送電分離:2020年に大手電力会社に送配電部門の法的分離を義務付け、公平なネットワークアクセスを確保
改革の背景には、2011年の東日本大震災後の電力不足への反省と、再生可能エネルギーの普及促進・電気料金の抑制・需要家の選択肢拡大という政策目標がありました。
自由化後は多様な料金プランや再エネ100%メニューが登場し、需要家の選択肢が広がりました。一方で、電力市場の価格高騰・安定供給への懸念・送配電設備の老朽化対応といった新たな課題も顕在化しており、改革の継続的な見直しが続いています。
使い方・例文
電力システム改革により、一般家庭でも電力会社を自由に選べるようになり、再生可能エネルギーのみで賄われるプランへの切り替えが可能になりました。
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