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長周期地震動とは?

ちょうしゅうきじしんどう

長周期地震動とは、大きな地震で発生する周期が数秒から数十秒の揺れで、超高層ビルに大きなダメージを与える地震動です。

長周期地震とは、地震発生時に生じる表面波や低周波成分を多く含む揺れで、周期が2〜20秒程度と長いのが特徴です。通常の地震動が周期1秒以下のものを主体とするのに対し、長周期地震動は揺れの周期が建物の固有振動数と一致する「共振」を起こしやすく、特定の建物に甚大な被害を与えます。

超高層ビル(おおむね60メートル超)は固有周期が数秒以上と長いため、長周期地震動と共振すると、震源から遠く離れた場所でも激しく長時間揺れ続けることがあります。2003年の十勝沖地震では北海道で発生した地震により、大阪の超高層ビルが大きく揺れた事例が知られています。

長周期地震動が問題となる主なリスクは以下の通りです。

  • 超高層ビル内の家具・機器の大規模転倒
  • エレベーターの停止・閉じ込め
  • 石油タンクのスロッシング(液体の大規模な振動)による火災
  • 高層階ほど揺れが増幅されるため避難が困難になる

気象庁は2013年から長周期地震動の階級(1〜4)を設定し、大地震発生時に緊急地震速報と合わせて発表しています。2024年1月の能登半島地震でも東海・関東の超高層ビルで揺れが観測されました。建物設計では制振・免震装置の導入が重要な対策となっています。

使い方・例文

南海トラフ地震が発生した場合、大阪や名古屋の超高層ビルが長周期地震動の影響で数分にわたって大きく揺れ続けると想定されており、高層階在館者の安全確保が課題です。

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