鎖国とは?
さこく
鎖国とは、江戸幕府が17世紀前半に完成させた、外国との貿易・交流を厳しく制限した対外政策の総称です。
鎖国(さこく)とは、江戸幕府が17世紀前半(1630〜40年代)にかけて段階的に整備した、外国との自由な交通・貿易・宗教活動を制限する対外政策の体制を指します。「鎖国」という言葉は当時の幕府が使ったものではなく、後世(19世紀初め)に訳語として生まれた概念ですが、今日でも広く用いられています。
幕府が対外制限を強化した背景には、キリスト教の布教による民心の掌握を恐れたこと、ポルトガルなどの南蛮貿易が西国大名の経済力を高める懸念があったこと、島原の乱(1637〜38年)がキリシタン一揆と認識されたことなどが挙げられます。
鎖国体制の主な内容は以下のとおりです。
- ポルトガル船の来航禁止・スペイン船はすでに禁止済み
- 日本人の海外渡航と帰国の禁止
- 貿易相手をオランダ・中国・朝鮮・琉球・アイヌに限定
- 貿易拠点を長崎・対馬・薩摩・松前の四つの「口」に集約
鎖国体制は約200年以上維持されましたが、19世紀半ばにアメリカのペリー艦隊が来航し、日米和親条約(1854年)の締結により幕を閉じました。なお近年の研究では、完全な孤立ではなく「管理された対外関係」であったとする見方も広まっています。
使い方・例文
江戸時代の鎖国期、長崎の出島にはオランダ商館が置かれ、ここを通じてヨーロッパの最新情報や物産が日本に伝わり続けました。
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