金彩とは?
きんさい
金彩とは、陶磁器や漆器などの表面に金を用いて文様や装飾を施す技法のことで、製品に格調と豪華さを与えます。
金彩(きんさい)は、焼き上がった陶磁器の上絵付けの一種として、金を含む絵の具や金箔・金粉を用いて装飾を加える技法です。完成した素地や釉薬の上に金彩を施し、低温(700〜800℃前後)で再び焼き付けることで金の輝きを定着させます。
金彩の手法にはいくつかの種類があります。
- 盛金(もりきん):金の絵の具を厚く盛り上げて立体感を出す技法
- 平金(ひらきん):金を薄く平らに塗り広げて光沢面を作る技法
- 金箔押し:金箔を接着剤で貼り付ける技法
- 金泥(きんでい):金粉を膠(にかわ)などで溶いたものを筆で描く技法
日本では有田焼・九谷焼・京焼などで金彩が多用され、色絵磁器の最終仕上げとして絵付けの輪郭を引き締めたり、文様全体を金で埋めたりする表現が発展しました。特に江戸時代以降、輸出用磁器に豪華な金彩が施され、ヨーロッパで高い人気を博しました。
現代でも伝統工芸品から現代作家の作品まで広く用いられており、食器・花瓶・茶器など多様なアイテムに華やかさを与えています。
使い方・例文
有田焼の皿に施された赤絵と金彩の組み合わせは、江戸時代から続く豪華な装飾スタイルを今に伝えている。
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