量的緩和とは?
りょうてきかんわ
量的緩和とは、中央銀行が大量の資産を購入することで市場に資金を供給し、景気を刺激する金融政策のことです。
量的緩和(りょうてきかんわ、英: Quantitative Easing、QE)とは、中央銀行が政策金利をほぼゼロ近くまで引き下げた後もさらなる緩和が必要なとき、国債や住宅ローン担保証券などの資産を大量に買い入れることで市場に資金を供給する非伝統的な金融政策です。
通常の金融政策では、中央銀行は短期金利を上下させることで景気をコントロールします。しかし金利がゼロ付近まで低下すると従来の手段が使えなくなるため、資産購入という直接的な手法で市場の資金量(マネタリーベース)を増やすのが量的緩和です。
この政策の主な効果としては次の点が挙げられます。
- 長期金利の低下による企業や個人の借り入れコスト軽減
- 株価・不動産価格の上昇を通じた資産効果
- 通貨安の誘導による輸出競争力の強化
- デフレ期待の払拭とインフレ目標達成の後押し
日本銀行は2001年に世界に先駆けて量的緩和を導入し、その後2013年以降は「量的・質的金融緩和」として大規模に拡大しました。2008年の世界金融危機後には米連邦準備制度(FRB)や欧州中央銀行(ECB)も同様の政策を採用しました。副作用として過剰な資産バブルや中央銀行のバランスシート膨張などが懸念されます。
使い方・例文
例えばリーマンショック後に米FRBが3度にわたって量的緩和(QE1〜QE3)を実施し、数兆ドル規模の国債などを購入して金融市場の安定を図ったことが代表的な事例です。
この用語をシェア
最終更新: