輸送ヘリコプターとは?
ゆそうへりこぷたー
輸送ヘリコプターとは、人員や物資・貨物の輸送を主目的として設計・運用されるヘリコプターの総称です。
輸送ヘリコプターとは、人員・物資・装備・車両などを目的地へ運ぶことに特化したヘリコプターの区分です。固定翼機が離着陸できない場所にも垂直離着陸で接近できるヘリコプターの特性を活かし、山岳地帯・離島・災害現場・戦場など多様な環境での輸送任務を担います。
輸送ヘリコプターは民間と軍事の両分野で使われます。
- 軍事用:兵士の空輸、弾薬・燃料の補給、傷病者の後送(MEDEVAC)などに使用。大型のものでは車両や大砲も吊り下げ輸送できます。アメリカ軍のCH-47チヌークや陸上自衛隊のCH-47Jなどが代表例です。
- 民間・救難用:山岳救助・海難救助・災害対応での人員輸送、資材投下、建設資材の吊り上げなど。
- 商業用:石油掘削施設(オフショアプラットフォーム)への要員輸送、VIP輸送など。
輸送ヘリコプターの設計上の特徴として、広い客室・貨物室や後部ランプドア(ローディングランプ)の装備が挙げられます。大型機はタンデムローター(前後2つのメインローター)を採用することで、長い胴体を安定して飛行させることができます。最大積載量は機種によって数百キログラムから十数トンまで幅広く異なります。
災害救助の現場では、孤立した集落への物資補給や負傷者の搬送に不可欠な存在として、輸送ヘリコプターの重要性がより広く認識されるようになっています。
使い方・例文
大規模地震の被災地で道路が寸断された際、自衛隊の輸送ヘリコプターが食料・水・医療物資を届ける場面がニュースで報じられます。また、山小屋への建設資材を吊り上げ運搬するときも輸送ヘリコプターが活躍します。
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