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財部彪とは?

たからべたけし

財部彪とは、大正から昭和初期にかけて活躍した日本海軍の提督で、海軍大臣や連合艦隊司令長官を歴任した軍人です。

財部彪(たからべ たけし)は、1867年に薩摩藩(現在鹿児島県)に生まれ、海軍兵学校を卒業後、日本海軍で着実に地位を積み上げた職業軍人です。日露戦争では日本海海戦に参加し、実戦経験を積んだ提督でもあります。

財部は海軍の行政・政策面でも大きな役割を担いました。特に注目されるのは、海軍大臣として1930年のロンドン海軍軍縮条約の締結に深く関与したことです。この条約は補助艦の保有比率を制限するもので、財部はその受け入れを推進しましたが、海軍内の条約反対派(艦隊派)から激しい批判を受けました。この対立は後に海軍内部の派閥抗争(条約派vs艦隊派)として昭和史に大きな影を落とすことになります。

  • 海軍兵学校卒業後、各艦艇・艦隊で勤務
  • 連合艦隊司令長官の歴任
  • 海軍大臣として軍縮条約交渉に関与
  • ロンドン条約問題での軍内対立

財部の経歴は、日本が海軍力の拡充と国際的な軍縮の流れの間で揺れ動いた大正・昭和初期の時代状況を象徴しています。軍縮を巡る内部対立は、その後の日本の対外政策にも影響を与えた重要な歴史的文脈の一部です。

使い方・例文

「財部彪はロンドン海軍軍縮会議で日本代表の一員を務め、補助艦比率を巡る交渉で難しい立場に立たされた」というように、昭和初期の海軍史や軍縮問題を論じる場面で言及される人物です。

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