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調音とは?

ちょうおん

調音とは、人間が言語音(子音・母音)を発する際に、口腔・咽頭・鼻腔の各部位を動かして音を形成する生理的・音声学的なプロセスのことです。

調音(Articulation)とは、言語音を生産する際に声道(口腔・咽頭・鼻腔など)内の器官を操作して目的の音を作り出す過程を指す音声学の用語です。肺から押し出された呼気が声帯を振動させ(有声音)あるいは素通りし(無声音)、さらに口・舌・唇・歯などの調音器官によって特定の音色に成形されます。

調音を記述する際には主に3つの観点が用いられます。

  • 調音位置(調音点):音が主に形成される場所(両唇・歯茎・硬口蓋・軟口蓋・声門など)
  • 調音様式:空気の流れの遮断・摩擦の方式(閉鎖音・摩擦音・鼻音・流音・半母音など)
  • 声帯の振動の有無:有声か無声か

たとえば日本語の「ば(ba)」は「両唇・閉鎖音・有声」、「さ(sa)」は「歯茎・摩擦音・無声」と分類されます。

調音の研究は言語学・音声療法・外国語教育・歌唱法などに広く応用されています。言語障害のリハビリでは「調音訓練」として発音器官の正確な動かし方を練習し、外国語学習では母語と異なる調音点・調音様式を習得することが流暢な発音への近道となります。

使い方・例文

英語の「r」と「l」の発音の違いは調音位置と舌の形の微妙な差異によるもので、日本語話者が英語を学ぶ際の典型的な調音練習の対象となります。

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