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認知的閉鎖欲求とは?

にんちてきへいさよっきゅう

認知的閉鎖欲求とは、曖昧な状況に耐えられず、できるだけ早く確実な答えを求めようとする心理的な傾向のことです。

認知的閉鎖欲求(Need for Cognitive Closure、略称NFC)とは、不確かさや曖昧さを嫌い、ある問題に対して早急に明確な結論を求めようとする心理的な動機づけのことです。社会心理学者のアリエ・クルグランスキーらによって提唱された概念で、個人差のある安定したパーソナリティ特性と考えられています。

この欲求が高い人には次のような傾向が見られます。

  • 決断を急ぎ、最初に得た情報で結論を下しやすい(早期閉鎖)
  • 一度決めた見解を変えることを嫌い、矛盾する情報を無視しやすい(閉鎖の保持)
  • 物事を白黒で判断し、中間的・複雑な見方が苦手になりやすい
  • 秩序や規則を好み、予測できない状況に強いストレスを感じる

認知的閉鎖欲求が高まる状況としては、時間的プレッシャー・疲労・騒音・認知的負荷の増大などが挙げられます。また、文化や状況によっても変動します。

この特性はステレオタイプ思考や偏見の形成、集団の意見一致(コンセンサス追求)と関係しており、組織や社会の意思決定にも影響を与えることが研究で示されています。一方で、適度な閉鎖欲求は素早い意思決定が求められる場面で有利に働くこともあります。

使い方・例文

仕事のミーティングで情報が不足しているにもかかわらず、議論を打ち切って早めに結論を出そうとする姿勢は、認知的閉鎖欲求が高い状態の典型的な現れです。

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