証明書透明性とは?
しょうめいしょとうめいせい
証明書透明性(Certificate Transparency)とは、TLS証明書の発行履歴を公開ログに記録することで、不正な証明書の発行を検出・防止する仕組みです。
証明書透明性(Certificate Transparency、CT)は、Googleが提案しインターネット標準(RFC)として策定された、TLS/SSL証明書の発行を監視・監査するための仕組みです。認証局(CA)が不正な証明書を発行した場合でも、その事実を公開ログに記録させることで、問題の早期発見と透明性の確保を目指しています。
仕組みとしては、認証局が証明書を発行する際に、「CTログサーバー」と呼ばれる公開ログデータベースに証明書情報を登録することが義務付けられています。ログサーバーは登録を受け付けると「Signed Certificate Timestamp(SCT)」という証明を発行し、これが証明書に組み込まれます。ブラウザは接続時にSCTを確認し、CTログへの記録がない証明書を警告・拒否します。
この仕組みにより実現できることは以下の通りです。
- ドメイン所有者が自分のドメインに対して不正発行された証明書を検索・発見できる
- セキュリティ研究者が証明書エコシステム全体を監査できる
- 認証局のミスや不正行為を早期に特定できる
過去に一部の認証局が不適切な証明書を発行したことがきっかけで普及が加速し、現在では主要ブラウザがCTへの記録を証明書の信頼要件としています。インターネットの信頼基盤をより透明で堅牢にするための重要な取り組みです。
使い方・例文
crt.shのような無料のCTログ検索サービスを使うと、自分のドメインに対して発行されたすべての証明書を確認でき、意図しない証明書が発行されていないかを監視するために活用されています。
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