親鸞とは?
しんらん
親鸞とは、鎌倉時代の僧で、阿弥陀仏の絶対的な他力本願を説き、浄土真宗を開いた日本仏教の重要な宗祖です。
親鸞(しんらん、1173年〜1262年)は、鎌倉時代に活躍した浄土真宗の宗祖です。京都の貴族の家に生まれ、9歳で比叡山に登り、約20年にわたって修行を続けましたが、既存の仏教修行に限界を感じ、29歳のときに法然のもとへ赴き弟子となりました。
親鸞が説いた教えの核心は「絶対他力」の思想です。人間は自らの力(自力)では悟りを開けない存在であり、ただ阿弥陀仏の本願(他力)に身をゆだね、南無阿弥陀仏と唱える(念仏)ことによってのみ救済されるという考え方です。「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」という有名な言葉(悪人正機説)は、この思想を端的に示しています。
1207年の承元の法難で越後に流罪となった親鸞は、流罪を機に「非僧非俗」を宣言し、妻帯しながら在家者として布教活動を続けました。関東各地での布教を経て晩年に京都に戻り、主著『教行信証』を著しました。親鸞の没後、弟子たちによって浄土真宗として発展し、現在でも多くの信者を持つ日本最大規模の仏教宗派の一つとなっています。
使い方・例文
「南無阿弥陀仏と唱えれば誰でも救われる」という浄土真宗の教えの文脈で登場するほか、悪人正機説を紹介する哲学・倫理の解説にも引用されます。
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