袋綴じとは?
ふくろとじ
袋綴じとは、折り畳んだ紙の折り目を外側にして重ね、開口部の端を縫い綴じる伝統的な製本・綴じ方の技法です。
袋綴じ(ふくろとじ)とは、紙を二つ折りにして折り目を外側(背)に向けて重ね、開いた側の端をまとめて糸や針金で綴じる製本技法です。折り畳まれた紙が小さな「袋」状になることからこの名がつきました。
袋綴じは日本や中国で古くから用いられてきた伝統的な綴じ方で、和装本(和綴じ)の代表的な様式の一つです。江戸時代の書物や古典籍に広く見られ、現在でも和風デザインの冊子や作品集などに活用されています。
その特徴として、
- 各ページが二重になるため、裏写りを気にせず片面に印刷・筆記できる
- 折り目が外に来るため、開いた際にページが自然に開きやすい
- 糸による縫い綴じを施すことで耐久性が増す
- 背の部分を接着剤で固めないため、修理・解体が比較的容易
現代では、印刷物の製本だけでなく、重要書類の封印や秘匿性の確保を目的とした「袋綴じ封緘」としても用いられます。契約書などで改ざん防止のために書類の束の端を帯状の紙で包んで貼り付ける方法も「袋綴じ」と呼ばれることがあり、こちらは法的書類の分野で特に重視されています。
使い方・例文
古書店で手にする江戸時代の和本は袋綴じで仕立てられており、折り目を外側にした二重のページ構造が確認できます。また、重要な契約書類を改ざん防止のために帯状の紙で端を巻いて割印を押す処理も袋綴じと呼ばれます。
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