花木蘭とは?
かもくらん
花木蘭は中国の伝説に登場する女性兵士で、老いた父に代わって男装し従軍したことで知られる民族的英雄です。
花木蘭(ホア・ムーラン)は、中国に古くから伝わる伝説上の女性英雄です。南北朝時代(5〜6世紀ごろ)に成立したとされる楽府詩「木蘭辞」に初めて登場し、その後も物語・戯曲・映画など多くの形で語り継がれてきました。
伝説の概要はこうです。年老いた父に兵役の令が下されたとき、弟も幼く父に代わる男子がいないことを憂えた木蘭は、男装して父の代わりに従軍します。十数年にわたる従軍中、その正体を隠したまま多くの戦功を立てますが、戦争が終わり帰郷した後に初めて女性であることが明らかになるというものです。
木蘭像が中国社会で特別なのは、孝(親への敬愛)と忠(国への忠誠)という儒教的価値観を、女性の身でありながら体現した点にあります。同時に、性別の壁を越えた勇気と知恵の象徴として現代的な解釈も多くなされています。
1998年にはウォルト・ディズニーがアニメ映画「ムーラン」として制作し世界的に広く知られるようになりました。2020年には実写版も公開されています。中国では学校教育でも取り上げられる、国民的ヒロインです。
使い方・例文
「花木蘭」は「女性の活躍」や「孝行の精神」を語る際の代表的な中国故事として、文化・歴史の授業や映画評論の文脈で広く引用されます。
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