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腺房とは?

せんぼう

腺房とは、外分泌腺の末端部に位置する袋状の分泌単位で、分泌物を産生・放出する細胞の集まりです。

腺房(せんぼう、acinus)は、外分泌腺の最末端にある小さな袋状の構造で、分泌物を産生する腺細胞(分泌細胞)が球状・ぶどうの房状に集まった機能単位です。ラテン語の「acinus(ブドウの実)」に由来し、顕微鏡で見るとぶどうの房のように見えることからこの名があります。

腺房は主に以下のタイプに分類されます。

  • 漿液腺房(しょうえきせんぼう)消化酵素などのタンパク質を含む水様の分泌物を産生(例:耳下腺)
  • 粘液腺房:ムチンを含む粘性の高い分泌物を産生(例:舌下腺の一部)
  • 混合腺房:漿液細胞と粘液細胞が混在(例:顎下腺)

代表的な腺房を持つ臓器として膵臓が挙げられます。膵臓の腺房(外分泌部)では、アミラーゼ・リパーゼ・プロテアーゼなどの消化酵素を含む膵液が産生され、膵管を通じて十二指腸へ分泌されます。また、唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)も腺房構造を持ちます。

急性膵炎は膵臓の腺房細胞が自己の消化酵素によって傷つけられる状態であり、腺房の構造と機能の理解は消化器疾患の診断・治療においても重要です。

使い方・例文

病理組織の顕微鏡標本で膵臓や唾液腺を観察する際に、腺房という言葉が登場し、分泌細胞の形態や配置を説明するために使われます。

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最終更新:

同じ読みのことば

「せんぼう」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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