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羅漢とは?

らかん

羅漢とは、仏教において煩悩を完全に断ち切り、悟りに達した修行者・聖者のことです。

羅漢(らかん)は、サンスクリット語「アルハット(arhat)」の音写「阿羅漢(あらかん)」を略した呼称です。仏教における修行の到達点のひとつを示す言葉で、あらゆる煩悩を滅尽し、二度と迷いの世界(輪廻)に戻らないとされる聖者を指します。

上座部仏教(小乗仏教)では、羅漢は修行の最高位として位置づけられます。一方、大乗仏教では、衆生救済を目指す菩薩の境地がより高いものとされ、羅漢はその一段下に置かれますが、依然として尊崇される存在です。

日本では「十六羅漢」や「五百羅漢」といった集合的な羅漢信仰が発達しました。十六羅漢はお釈迦様の直弟子16名を指し、五百羅漢はお釈迦様の教えを受けた500名の聖者の集まりを意味します。全国各地の寺院に羅漢像が安置されており、それぞれに個性的な表情・姿勢が与えられています。

羅漢像はしばしば「自分に似た像が必ずある」と言われ、親しみやすい存在として庶民信仰に根付いています。東京・目黒の五百羅漢寺や川崎大師近くの川崎・五百羅漢などが有名です。

使い方・例文

寺院の庭や境内に並んだ石像群を「羅漢さん」と呼んで親しむ文化が日本各地にあり、「五百羅漢を巡ると、その中に亡くなった身内の顔に似た像がある」といった言い伝えも広く知られています。

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