緒方貞子とは?
おがたさだこ
日本の国際政治学者・外交官で、国連難民高等弁務官(UNHCR)を務め、世界の難民保護に尽力した人道支援の第一人者です。
緒方貞子(1927年〜2019年)は、日本の国際政治学者・外交官であり、国連難民高等弁務官(UNHCR)として世界の難民問題に取り組んだことで国際的に高く評価された人物です。
上智大学教授などを経て、1991年に国連難民高等弁務官に就任しました。女性として、またアジア人として初めてこのポストに就いたことでも注目されました。任期は2001年まで続き、その間に湾岸戦争後のクルド難民問題、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、ルワンダ虐殺など多くの人道的危機に対応しました。
緒方の功績として特に評価されるのは、従来の国際法上の「難民」の枠を超え、国内避難民(IDPs)や紛争被害民への支援にも積極的に乗り出したことです。現場主義を重視し、自ら紛争地帯に足を運んで状況を確認するスタイルでも知られました。
UNHCR退任後は独立行政法人国際協力機構(JICA)の理事長を務めるなど、日本の国際協力活動にも大きく貢献しました。2003年には文化勲章を受章しています。その信念と行動力は今日も多くの人に受け継がれ、日本が誇る国際的な人道支援のシンボル的存在として記憶されています。
使い方・例文
国際政治や人道支援を学ぶ授業や書籍では、「国連難民高等弁務官として世界の難民を守り続けた緒方貞子」として必ずと言っていいほど取り上げられます。
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