難民とは?
なんみん
難民とは、迫害や紛争・自然災害などから逃れるために国境を越えて保護を求めた人々で、国際法上の定義と保護の枠組みが定められています。
難民とは、人種・宗教・国籍・政治的意見・特定の社会集団への帰属を理由とした迫害を受ける恐れがあるために、国籍のある国を離れてその保護を受けることができない人々を指します。この定義は1951年に採択された「難民の地位に関する条約(ジュネーブ条約)」および1967年の議定書に基づくもので、難民認定の国際的な基準となっています。
現代では紛争・内戦・政治的弾圧だけでなく、気候変動に伴う干ばつや洪水から逃れた人々(気候難民・環境難民)も増加していますが、これらは現行の法的定義には含まれない場合が多く、「強制移住者」として別に扱われることもあります。
難民の状況を理解する上での主要な概念は以下のとおりです。
- 庇護申請者:難民認定を申請中の人。認定されるまでは法的地位が異なる。
- 国内避難民(IDP):国境を越えずに国内にとどまっている避難民。
- ノン・ルフールマン原則:迫害を受ける恐れのある国へ強制送還してはならないという国際法上の原則。
- 第三国定住:難民が庇護国を経て別の受入国に永住する解決策のひとつ。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が世界の難民保護・支援を統括しており、世界各地の難民キャンプの運営や難民認定手続きの支援を行っています。世界の強制移住者の数は近年急増しており、紛争・気候変動・人権問題が複合する現代の重要な人道課題のひとつです。日本は1981年に難民条約を批准していますが、認定件数は国際比較では少なく、制度のあり方についての議論が続いています。
使い方・例文
内戦が続く国を逃れた家族が隣国の難民キャンプで生活しながらUNHCRの支援を受け、第三国への定住を待つ、というケースが世界各地で起きています。
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