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空間自己相関とは?

くうかんじこそうかん

空間自己相関とは、地理的に近い場所のデータが似た値を持つ傾向(または逆に異なる傾向)がどの程度あるかを測る統計的概念です。

空間自己相関(Spatial Autocorrelation)とは、地理的に隣接または近接する地点のデータ値が、互いにどの程度似ているか(あるいは異なるか)を統計的に測る概念です。地理学の第一法則として知られる「近くにあるものほど遠くにあるものより関係が強い」という考え方を定量化したものといえます。

空間自己相関には大きく2つの方向性があります。

  • 正の空間自己相関:似た値を持つ地域が地理的にまとまって分布する状態(例:高所得地域の集積、感染症のクラスター)
  • 負の空間自己相関:高い値の周囲に低い値が配置される、チェッカーボード状の分布(自然界ではまれ)
  • ランダム(無相関):値の分布に地理的パターンがない状態

空間自己相関を測る代表的な指標としてモランのI統計量(Moran's I)があります。値が+1に近いほど正の空間自己相関が強く、-1に近いほど負の相関が強く、0に近いほどランダムな分布を示します。

この概念は都市計画・疫学・犯罪分析・経済地理・生態学など、地域差のある現象を扱うあらゆる分野で応用されており、単純な統計分析では見えにくい「地理的な偏り」の存在を明らかにする上で不可欠なツールとなっています。

使い方・例文

都市の地価データで空間自己相関を分析すると、高地価エリアが特定の地域に集中しているかどうか(クラスターの存在)を統計的に検証できます。

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