神とは?
じん
盆栽で枯れた枝や幹の白骨化した部分のことで、神技によって人工的に作ることもでき、樹木の風雪を経た古木感を表現します。
盆栽における「神(じん)」とは、樹木の枝や幹の一部が枯れて白骨化した状態、またはそれを意図的に作り出した技法・その部分のことを指します。英語では「Jin(ジン)」とそのまま使われる専門用語となっています。
自然界では、雷・風雪・病害・獣による傷などで枝が折れたり枯れたりした後、樹皮が剥がれ、内部の木質部が風雨に晒されて白化・乾燥した状態が「神」です。盆栽ではこの自然の造形を再現し、あるいは意図的に演出することで、長年の風雪に耐えてきた古木の力強さや風趣を表現します。
神の作り方(神技・じんわざ)の手順は次のとおりです。
- 枝や幹の特定の部分の樹皮をナイフやプライヤーで剥がす
- 木質部を削り、自然に枯れたような形状に整える
- 石灰硫黄合剤(カルスメイト等)を塗布して防腐・白化処理を行う
「神」と対になる用語として「舎利(しゃり)」があり、こちらは幹の表面が帯状に枯れて白骨化した部分を指します。真柏(シンパク)・杜松・ヒノキ科の樹種は神・舎利が長持ちしやすく、これらの技を生かした盆栽が展示会で高い評価を受けます。神のある盆栽は「神あり」と呼ばれ、樹形に深みと歴史的な重みを加える重要な表現要素です。
使い方・例文
真柏の盆栽で太い枝の先端に神を作り、石灰硫黄合剤で白化処理を施すと、何百年もの年月を感じさせる風格ある樹形が生まれます。
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