祇園祭の鉾建てとは?
ぎおんまつりのほこたて
祇園祭の鉾建てとは、京都・祇園祭のクライマックスである山鉾巡行に向けて、巨大な山鉾を組み立てる作業のことで、釘を一本も使わない伝統技法で行われます。
鉾建て(ほこたて)とは、毎年7月に京都で行われる祇園祭において、山鉾巡行(7月17日・24日)に向けて、各鉾町が山鉾(やまほこ)を組み立てる作業・期間のことを指します。前祭(さきまつり)の山鉾に関しては、例年7月10日ごろから始まり、14〜16日の宵山期間には完成した姿を披露します。
鉾建ての最大の特徴は、太い木材を組み合わせる際に釘を一切使わず、縄だけで縛る「縄がらみ(縄締め)」と呼ばれる伝統工法が用いられることです。これは鉾の重量(大きいものでは数トン)と巡行時の振動に耐えるため、縄の締め付けにより強度を生み出す高度な技術です。この工法は「祇園祭山鉾行事」としてユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
鉾建ての主な工程は以下の順で進みます。
- 胴組み:車輪・台輪・根本的な骨格の設置
- 舁き棒・真木(しんぎ)の取り付け:高さ数十メートルに及ぶ柱の設置
- 懸装品(けそうひん)の飾り付け:毛織物・刺繍・金具などの装飾品を取り付ける
鉾建ては各鉾町の職人・町衆が総出で行う地域の一大行事であり、観光客も間近で見学できる祇園祭の見どころの一つです。伝統技術の継承という観点からも非常に重要な意義を持っています。
使い方・例文
「7月10日から鉾建てが始まるので、巡行前の週末に見に行くと組み立て作業が見られる」というように、祇園祭の日程案内でよく登場する言葉です。
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