盾とは?
たて
敵の攻撃や飛来物から身を守るために手に持つ防具の一種で、比喩的に人や物を守る存在も指す語。
盾(たて)は、敵の攻撃や飛来物から身体を守るために手に持ったり、腕に装着したりする防御用の道具である。剣や槍、弓矢と並んで、人類が古くから使ってきた基本的な武具・防具のひとつに数えられる。
木材・皮革・金属などを単独または組み合わせて作られ、大きさや形は時代や地域によって異なる。古代ギリシャやローマでは大型の盾を並べて隊列を組む戦法が発達し、日本の古代・中世でも「楯(たて)」と呼ばれる大小さまざまな防具が用いられた。素材や厚み、形状は、当時主流だった矢・槍・刀剣などの攻撃をいかに防ぐかという実戦上の必要性に応じて工夫されてきた。
- 戦場で用いられる軍事用の盾
- 警察の機動隊が暴動鎮圧や警備で使う透明な防護盾(ジュラルミン盾)
- 紋章や工芸品の意匠としての装飾的な盾形(シールド形)
現代では実戦用の盾は姿を消しつつあるが、警備・治安維持の分野では今も現役の装備として使われている。また比喩的には、自分や他者を危険や非難から守るもの、あるいは責任や矢面を代わりに引き受ける存在という意味でも用いられ、「彼を盾にする」のように、人を利用して自分の身を守る行為を批判的に表す表現もある。
使い方・例文
中世の騎士は剣とともに盾を装備して戦った。転じて「彼を交渉の盾にする」のように、人や物を守りの手段として使う意味でも用いられる。
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