百里を行く者は九十里を半ばとすとは?
ひゃくりをゆくものはくじゅうりをなかばとす
「百里を行く者は九十里を半ばとす」とは、百里の旅のうち九十里を過ぎてからが本当の正念場であり、最後まで気を緩めてはならないという教訓の言葉です。
「百里を行く者は九十里を半ばとす」(ひゃくりをいくものはくじゅうりをなかばとす)は、中国の古典『戦国策』の「秦策」に由来するとされる格言です。百里(全行程)の旅で九十里歩いたとしても、それを半分と心得よ——つまり、残り十里こそが最も難しく重要だという意味を持ちます。
この言葉が伝えようとしている教訓は次のとおりです。
日本では江戸時代以降に広く使われるようになり、学業・仕事・受験・スポーツなど、長期的な努力を要する場面での戒めとして親しまれています。似た意味の表現として「終わりよければすべてよし」や「画竜点睛」などがありますが、「百里を行く者は九十里を半ばとす」はとりわけ「ゴール前の慢心への戒め」に特化した言葉です。現代では受験勉強の直前期に引用されることも多く、「あと少し」と思ったときこそ最大の注意が必要だというメッセージとして広く共有されています。
使い方・例文
試験の直前に「もう十分勉強した」と油断してしまうのは危険です。「百里を行く者は九十里を半ばとす」——追い込み期こそが本当の勝負どころだという戒めとして使われます。
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