申京淑とは?
しんきょんすく
申京淑とは、韓国を代表する現代女性作家で、『母をお願い』が英語圏でベストセラーとなり、アジア人女性作家として初のマン・アジア文学賞を受賞した人物です。
申京淑(シン・ギョンスク、1963年〜)は、韓国の全羅北道井邑市出身の小説家です。ソウル芸術大学文芸創作科で学び、1985年に文壇デビューを果たしました。1990年代から2000年代にかけて韓国文学を牽引する作家の一人として高い評価を得ています。
国際的な知名度を一気に高めたのが2008年に刊行した小説『母をお願い』(엄마를 부탁해)です。ソウルの地下鉄でいなくなった母親を探す家族の姿を、それぞれの家族の視点から描いたこの作品は、母の愛と家族の絆・現代社会における個人の孤立を鋭く問いかけました。英語版は2011年に刊行されるとニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに入り、世界40か国以上で翻訳出版されました。
申京淑はこの作品でアジア人女性作家として初めてマン・アジア文学賞(Man Asian Literary Prize)を受賞し、韓国文学の国際的な普及に大きく貢献しました。
その他の代表作として、孤独と成長をテーマにした『離れ部屋』や家族の喪失を描いた『どこにでもある場所どこにもない場所』などがあります。韓国社会における女性・家族・近代化の歪みを繊細な筆致で描くのが彼女の特徴です。
使い方・例文
韓国文学に興味を持ち始めた読者が最初に手に取る一冊として、申京淑の『母をお願い』が書店でよく推薦されています。
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