特殊メイクアップとは?
とくしゅめいくあっぷ
特殊メイクアップとは、映画・テレビ・舞台などで俳優の外見を通常のメイクでは不可能なレベルで変化させる技術で、老人・怪物・負傷者などのリアルな造形を実現します。
特殊メイクアップ(special makeup effects / SFX makeup)とは、映画・テレビドラマ・舞台・テーマパークアトラクションなどのエンターテインメント分野において、俳優や出演者の外見を通常の化粧品や化粧技術では再現不可能なほど劇的に変化させるための専門的な造形・メイクアップ技術の総称です。日本では「特殊メイク」とも呼ばれます。
特殊メイクアップの主な技術と用途は以下の通りです。
- プロスセティクス(人工付け皮膚):シリコンや発泡ウレタンなどで制作した義肢・義鼻・追加の皮膚パーツを顔や体に貼り付け、老齢化・怪我・変形などを再現する
- モールドメイク:石膏などで俳優の顔型を取り、それを元に立体的な造形物を制作する
- エフェクトメイク:傷・打撲・火傷・血糊などをリアルに表現するための技法
- モンスター・エイリアン造形:人間以外の生物や架空のキャラクターを演じるための全身造形
特殊メイクアップの黎明期は20世紀初頭のサイレント映画時代にさかのぼりますが、1970〜80年代にディック・スミス、リック・ベイカー、トム・サヴィーニらの活躍により飛躍的に発展しました。現在もCGIと並んで映像表現に欠かせない技術であり、俳優に直接施される特殊メイクはCGにない生々しいリアリティを生み出せることが強みとされています。アカデミー賞においても「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」として表彰される重要な技術部門です。
使い方・例文
ホラー映画でゾンビや傷ついた人物がリアルに見える場面、また老齢の主人公を若い俳優が演じる際に皺を追加する場面で特殊メイクアップが使われています。撮影の舞台裏映像でメイクアップアーティストが俳優の顔に義肢を貼り付ける様子もよく公開されます。
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