牛黄とは?
ごおう
牛黄とは、ウシの胆嚢に形成される結石を乾燥させた生薬で、強心・解熱・解毒の効能を持つ高価な漢方薬の原料です。
牛黄(ごおう)は、ウシ(Bos taurus)の胆嚢や胆管内に稀に形成される結石(胆石)を乾燥させた生薬です。漢字では「牛黄」と書き、英語では「Calculus Bovis」または「Bezoar」と呼ばれます。古来より中国・日本などの東洋医学で珍重されてきた最高級の生薬のひとつです。
牛黄の成分はビリルビンを主体とし、コレステロール・胆汁酸・カルシウム塩などが含まれます。主な薬効として、強心作用・解熱作用・鎮静作用・解毒作用・抗炎症作用が知られており、漢方では「熱を冷まし、痰を取り除き、心臓の働きを助ける」薬として位置づけられています。
牛黄が用いられる主な場面や製品は以下のとおりです。
- 漢方処方:安宮牛黄丸(脳卒中・高熱の緊急薬)、牛黄清心丸など
- 日本の一般用医薬品:牛黄を含む強心薬・滋養強壮剤(救心、タウロミン等)
- 疲労回復・体力増強を謳ったドリンク剤やカプセル剤
天然の牛黄は非常に希少で、屠殺されるウシ数千頭に1頭程度しか産出されないため、高価な生薬として知られています。現在は人工的に合成された「人工牛黄」や培養牛黄も開発され、天然品の代替として広く使用されています。
使い方・例文
「牛黄を配合した強心薬を動悸の緩和に用いる」「天然牛黄は非常に希少で1グラムが数万円以上することもある」のように、漢方薬や健康食品の文脈で登場します。
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