火に油を注ぐとは?
ひにあぶらをそそぐ
「火に油を注ぐ」とは、すでに悪化している状況や怒りをさらに激しく煽り、事態を一層深刻にしてしまうことを表す慣用句です。
「火に油を注ぐ」は、燃えている火に油を加えると炎が勢いよく大きくなるという物理的現象を比喩として、怒りや争いなどすでに問題になっている状況をさらに悪化させる行為を指す慣用句です。英語の「add fuel to the fire(炎に薪を加える)」に相当する表現です。
この慣用句が指す状況は、主に感情的なトラブルや対立が起きている場面で使われます。誰かが怒っているときに不用意な一言を加えてさらに怒りを燃え上がらせる、揉め事が起きている最中に一方の肩を持つ発言をする、炎上している議論にさらに刺激的な意見を投じるなどが典型的な例です。
日常でよく見られる「火に油を注ぐ」場面としては次のようなものがあります。
- 叱られている最中に言い訳や反論をして、さらに怒りを買う
- 夫婦喧嘩の仲裁に入って、逆に火種を増やしてしまう
- SNS上の炎上に反応して、拡散をさらに広げてしまう
- 交渉が難航しているときに、相手の感情を逆なでするような発言をする
この表現は多くの場合、意図せずして問題を大きくしてしまった状況を表すために使われます。「火に油を注ぐようなことは言わないでほしい」という形で、制止する文脈でも頻繁に登場します。
使い方・例文
「上司が怒っているのに、さらに言い訳を重ねて火に油を注いでしまった」のように、悪化した状況をさらに悪くしてしまった場面で使います。
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