濱田國松とは?
はまだくにまつ
濱田國松は、昭和初期に活躍した日本の政治家で、衆議院議長や逓信大臣などを歴任した立憲政友会の重鎮です。
濱田國松(はまだ くにまつ、1868〜1939年)は、明治から昭和にかけて活躍した日本の政治家です。千葉県出身で、帝国大学(現・東京大学)を卒業後、法曹界を経て政界に転じました。立憲政友会に所属し、衆議院議員として長年にわたり活動しました。
政治家としての濱田の名を特に有名にしたのが、1937年(昭和12年)の第70回帝国議会における陸軍大臣・寺内寿一との対立です。濱田は軍部の政治干渉を批判する演説を行い、寺内陸相から「軍を侮辱した」と抗議を受けると、「侮辱した箇所があれば自分は切腹する、なければ貴殿が切腹せよ」と激しく言い返したとされ、この場面は「腹切り問答」として広く語られています。
この対立により広田内閣は総辞職に追い込まれ、軍部と議会の緊張関係を象徴する事件として近現代史の重要な場面となりました。濱田は衆議院議長(1933〜1936年)も務めており、議会政治の守護者としての気骨ある姿勢が高く評価されています。
軍部が台頭する時代に議会人としての矜持を示した政治家として、昭和初期の政治史を学ぶうえで欠かせない人物です。
使い方・例文
昭和初期の軍部台頭と議会政治の緊張を説明する歴史の教科書や解説書で、「腹切り問答」のエピソードとともに必ず登場します。
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