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濱田国松とは?

はまだくにまつ

濱田国松は、昭和初期の政治家衆議院議長であり、軍部の議会介入を「腹切り問答」で正面から批判した気骨のある議会人として知られています。

濱田国松(はまだ くにまつ、1868〜1939年)は、明治後期から昭和初期にかけて活躍した政治家です。三重県出身で、弁護士として活動した後に政治の世界に入り、長年にわたって衆議院議員を務めました。立憲政友会に所属し、議会政治の守護を一貫した姿勢として持ち続けました。

1933年から1936年まで衆議院議長を務めた濱田は、議会の権威と独立性を強く主張する議会人でした。軍部の政治介入が著しく増大するなかで、議会の立場を毅然として守ろうとする姿勢を崩しませんでした。

濱田の名を歴史に刻んだのは1937年1月の帝国議会における「腹切り問答」です。陸軍大臣・寺内寿一が濱田の演説を「軍を侮辱するものだ」と非難したのに対し、濱田は速記録を読み上げて侮辱的な言辞が存在しないことを示し「速記録を読み返して侮辱した箇所があれば私は腹を切る。なければあなたが腹を切れ」と言い返したと伝えられます。この発言は軍部の増長に正面から立ち向かった象徴として語り継がれ、広田弘毅内閣の総辞職を招く結果となりました。

濱田は政党政治の衰退と軍部台頭が加速するなかで、議会政治の価値を体現した数少ない政治家の一人として、日本近代政治史に名を残しています。

使い方・例文

「濱田国松の腹切り問答は、軍部の政治介入が強まった昭和初期の議会政治の緊張を示す逸話として有名です。」

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最終更新:

同じ読みのことば

「はまだくにまつ」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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