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漁獲割当とは?

ぎょかくわりあて

水産資源の乱獲を防ぐために、漁業者や国ごとに漁獲できる量の上限を設定する資源管理の制度です。

漁獲割当とは、特定の魚種について一定期間内に漁獲できる数量の上限を定め、それを漁業者・漁業会社・国家などに配分する水産資源管理の仕組みです。英語では「TAC(Total Allowable Catch:総許容漁獲量)」と表現され、国際的にも広く用いられています。

漁獲割当が必要とされる背景には、過剰漁獲による水産資源の枯渇問題があります。技術革新による漁船の高性能化や需要拡大によって、多くの漁場で資源量が急速に減少した歴史があります。割当制度はこうした乱獲を防ぐために科学的な資源評価に基づいて設定されます。

主な方式として次のものがあります。

  • 国別割当:国連海洋法条約に基づき、排他的経済水域(EEZ)の資源量から各国に配分する方式。
  • 個別割当(IQ):漁業者個人や企業に漁獲枠を割り当てる方式。
  • 譲渡可能個別割当(ITQ):個別割当を市場で売買できる仕組みで、経済効率を高める効果があるとされます。

日本では、サバ・スケトウダラ・マアジなど特定魚種でTAC制度が導入されており、水産庁が毎年科学的調査に基づいて数量を決定しています。持続的な漁業経営と資源保全の両立のために、制度の適切な運用と監視が求められます。

使い方・例文

北太平洋のサンマ漁では、日本・中国・台湾・ロシアなど関係国が漁獲割当を国際的に協議し、資源量の維持に取り組んでいます。

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