源氏物語とは?
げんじものがたり
源氏物語とは、平安時代中期に紫式部が著した長編物語で、世界最古の長編小説のひとつとされる日本文学の代表作です。
源氏物語は、平安時代中期(11世紀初め頃)に宮廷女房の紫式部によって書かれた長編物語です。全54帖から構成され、光源氏(ひかるげんじ)を主人公に、貴族社会の恋愛・政治・文化を描いた大作です。
物語は大きく三部に分けられます。第一部・第二部では光源氏の誕生から栄華、そして晩年までが描かれます。第三部では光源氏の死後、薫(かおる)や匂宮(におうのみや)を中心にした宇治十帖が展開されます。
源氏物語の文学的な特徴として、次のような点が挙げられます。
- 登場人物の心理描写が繊細かつ深く、内面世界を丁寧に描く
- 「もののあわれ」という日本特有の美意識が全篇に流れる
- 和歌が物語の要所に織り込まれ、情感を深める
- 多数の女性登場人物が個性豊かに描かれている
現代語訳や絵巻物・能楽・歌舞伎など多くの芸術作品の題材となり、国内外で研究されています。2024年には紫式部が大河ドラマの主人公となり、改めて注目を集めました。ユネスコ「世界の記憶」への登録申請も進められるなど、現在も高い評価を受ける古典文学の金字塔です。
使い方・例文
高校の古典授業で「桐壺」の帖を読むのが源氏物語との最初の出会いという人も多く、大学入試でも頻出の作品です。
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