洞窟壁画とは?
どうくつへきが
洞窟壁画とは、先史時代の人類が洞窟の壁面や天井に描いた絵画・彫刻であり、旧石器時代の人々の生活・信仰・芸術表現を伝える貴重な文化遺産です。
洞窟壁画(どうくつへきが)とは、主に旧石器時代(およそ4万年前〜1万年前)の人類が石灰岩などの洞窟内に残した絵画・彫刻・線刻の総称です。世界各地に存在しますが、特にフランスやスペインのカンタブリア地方に集中する例が著名です。
代表的なものとして、フランスのラスコー洞窟(約1万7000年前)やショーヴェ洞窟(約3万6000年前)、スペインのアルタミラ洞窟(約1万4000〜2万年前)があります。これらはユネスコの世界遺産にも登録されています。描かれた対象はバイソン・マンモス・野生馬・鹿などの動物が中心で、手形や幾何学模様も多く見られます。
使用された顔料は主に酸化鉄(赤・黄褐色)や木炭・マンガン酸化物(黒)などの天然鉱物で、骨管や手で直接塗布するほか、吹き付けにより塗布したと考えられています。洞窟の暗所という閉鎖的な環境に描かれていることから、単なる記録ではなく狩猟の儀礼や呪術的な目的があったと推測されています。
洞窟壁画は人類最古の「芸術」の証拠として、現代人とクロマニョン人が持っていた高度な認知能力・象徴思考を示す重要な資料です。
使い方・例文
「ラスコー洞窟の壁画は保存のため一般公開が制限されており、現在はレプリカ施設で鑑賞することができます。」
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