水素サプライチェーンとは?
すいそさぷらいちぇーん
水素サプライチェーンとは、水素を製造・貯蔵・輸送・利用するまでの一連の流れを指すエネルギー供給体系です。
水素サプライチェーンとは、水素エネルギーを社会に供給するための製造から最終利用までの工程全体を指します。水素は燃焼しても水しか排出しないクリーンなエネルギーキャリアとして注目されており、脱炭素社会の実現に向けた鍵と位置づけられています。
水素サプライチェーンは主に次の4段階で構成されます。
- 製造:再生可能エネルギーによる水電解(グリーン水素)、天然ガス改質(ブルー水素・グレー水素)、副生水素の回収など
- 貯蔵:高圧ガスタンク・液化水素・有機ハイドライド(MCH)・アンモニア変換などの方式がある
- 輸送:タンクローリー・パイプライン・船舶による大量輸送(特に海外からの長距離輸送が課題)
- 利用:燃料電池車・発電・製鉄・化学産業など幅広い用途
日本は国内での水素生産量が限られるため、オーストラリアや中東など再生可能エネルギーが豊富な国から輸入する国際水素サプライチェーンの構築を推進しています。川崎重工業などが液化水素運搬船の開発・実証実験を進めてきました。
課題はコストの高さと輸送時のエネルギー損失で、製造・輸送の効率化と設備投資が普及の鍵を握ります。2050年カーボンニュートラルに向けた重要な柱として、国家水素戦略のもとで技術開発が加速しています。
使い方・例文
オーストラリアの褐炭や太陽光で製造した水素を液化して日本に輸送し、発電や製鉄に使う国際水素サプライチェーンの実証プロジェクトが進められています。
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