水戸岡鋭治とは?
みとおかえいじ
水戸岡鋭治は、九州新幹線「つばめ」や観光列車「ななつ星in九州」など数多くの鉄道車両デザインを手がけた日本を代表する工業デザイナーです。
水戸岡鋭治(みとおか えいじ、1947年生まれ)は、岡山県出身の工業デザイナーです。岡山県立工業高等学校を卒業後、デザイン事務所「ドーンデザイン研究所」を設立し、鉄道車両をはじめ様々な分野で独自の美学を持ったデザイン活動を展開してきました。
水戸岡が広く世に知られるきっかけとなったのは、1992年のJR九州「787系特急つばめ」のデザインです。それまでの鉄道車両の常識を覆す上質な内装と木材・布地を多用した温かみのある空間演出が高い評価を受け、グッドデザイン賞をはじめ国内外の多くの賞を受賞しました。
その後もJR九州との協力関係を深め、多数の観光列車や通勤電車のデザインを手がけてきました。主な実績として以下があります。
- 九州新幹線800系「つばめ」(2004年):薩摩焼や天草陶石など九州の伝統工芸を内装に活用
- 「ゆふいんの森」(リニューアル):観光列車の先駆けとなった木質系内装
- 「ななつ星in九州」(2013年):超高級クルーズトレインとして世界的な注目を集める
- JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」など九州以外の鉄道でも実績
水戸岡のデザイン哲学は「乗ること自体を目的にしてもらえる列車」を作ることにあります。木材・布・陶器・和紙など日本の伝統素材を積極的に取り入れ、地域の文化や風土を車両デザインに体現させる手法は、「デザインで地域を活性化する」モデルとして国内外から高い評価を受けています。
使い方・例文
「ななつ星in九州」や九州新幹線の内装の豊かさを体験したとき、それが水戸岡鋭治のデザインによるものだと知ると、素材や細部へのこだわりがより深く楽しめます。
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